中国当局が、日本議員団の訪台に依然として反発
中国外務省が、日本の議員団による台湾訪問に正式な強い反発を示しました。
中国は、台湾を不可分の自国領の一部とみなしており、中国と正式に国交のある国が台湾と外交関係・交流を持つことは「1つの中国」の原則への違反、ひいては中国の国家主権への侵害とみなしています。
すでに台湾入りしている日本の超党派の議員団「日華議員懇談会」の会長・古屋圭司衆議院議員らは、23日火曜に蔡英文総統と会談し、安全保障や経済面で連携を強化する方針を確認しました。
なお、先だってペロシ米下院議長が台湾を訪問した際にも、中国は強く抗議しており、これに対する反応として、台湾周辺海域で軍事訓練を実施した歴があります。
蔡英文総統は日本の議員らとの会談で、日本の台湾支援に謝意を示すとともに、安倍晋三元首相の言葉を引用して、「台湾の有事は日本の有事に等しい.」と語っています。
先月8日に奈良市内で参院選の街頭演説中に銃弾に倒れ急死した安倍元首相は、日本の政治家の中でも名だたる台湾支持派として知られていました。
中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、日本の政治家や国会議員の台湾訪問に対する中国の強い反対を表明し、「こうした訪問はこれらの個人の利己的で政治的な利益に役立つだけである」と述べました。
日本の議員団による今回の訪台の一方で、中国政府は各国に対し、台湾との断交を求めましたが、西側当局者は内政干渉的で緊張を扇動する行動を続け、台湾を訪問しています。
中国新華社通信によりますと、馬暁光報道官は、古谷議員と木原議員の台湾訪問についての質問に対し、「これらの人物は、台湾問題のデリケートな性質を完璧に理解するべきであるとともに、中国はあくまでの1つで、台湾はその一部であることを知るべきだ」と語りました。
また、台湾民主進歩党の関係者らに対し、「台湾の独立」を勝ち取るための外国勢力との結託は失敗に終わるだろう、として警告しています。
中国外務省は、日本の議員団による今回の台湾訪問や、台湾当局者との会談を「粗暴な内政干渉だ」と述べたうえで「強烈に非難し、国家の主権と領土を守るために断固とした措置を取る」と激しく批判しています。
台湾は23日火曜、中国の戦闘機20機と中国海軍の巡洋艦4機が島周辺で発見されたと発表しました。
台湾国防省はまた、これらの戦闘機はすべて台湾の防空識別圏 (ADIZ) に入ったと述べています。

