イラン外務省報道官、「我が国は常に一つの中国の原則を支持」
1月 15, 2024 16:56 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、同国として常に「一つの中国」の原則を支持していると強調しました。
イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は15日曜、台湾総統選挙の結果に関する記者団の質問に対し、「我が国は、各国の領土保全と国家主権の尊重を外交政策の基礎と考えており、その枠組みに沿って、『一つの中国』の原則を支持すると表明してきた」と答えました。
続けて、「我が国は、中国の国家主権と領土保全を守る権利および、海峡を挟んだ中国の平和的発展というかたちでの再統一への断固とした支持を、改めて表明する」としました。
13日土曜に行われた台湾総統選挙では、与党・民主進歩党の副総統で独立支持派の頼清徳氏が、40%以上の票を獲得して勝利しました。
中国政府は、今回の選挙への反応として、「民主進歩党は、台湾総統選で過半数の票を獲得できておらず、世論を代表していない」としています。
台湾は、1949年より地方政府により統治されていますが、中国政府はこの地域を常に自国の不可分の領土の一部とみなしており、この同国の立場は、多くの諸国から支持されています。