アジア通貨、対ドルで軒並み低下 英ポンドも約40年ぶり安値
9月 08, 2022 15:22 Asia/Tokyo
7日のニューヨーク為替市場ではドルが一時144.99円と、1998年8月以来の円安水準となりました。ドル高は円のみならず、アジア各国の通貨にも及んでいます。
中国人民元と韓国ウォンも、日本円ほどではないものの対ドルで下落しています。
ロイター通信によりますと、中国人民銀行(中央銀行)は6日、人民元の対ドル基準値(中間値)を約2年ぶりの元安水準となる1ドル・6.9096元に設定しました。
また、韓国・聯合ニュースによりますと、6日のソウル外国為替市場では、終値で1ドル・1371.7ウォンとなり、2009年4月1日の1379.5ウォン以来13年5カ月ぶりの安値となりました。
他のアジア通貨も軒並みドルに対して安値をつけています。ブルームバーグによりますと、マレーシア・リンギットは6日の取引で1ドル・4.5015リンギットを記録し、アジア通貨危機下の1998年1月以来の安値となりました。
またフィリピン・ペソも2日、2004年につけたこれまでの最安値を更新し、1ドル・56.90ペソを記録しました。
このほか、シンガポール・ドル、ニュージーランド・ドルも2年ぶりの安値を付けています。
アジア以外でも英ポンドが7日、1ドル・0.87ポンドと1985年以来の安値を更新しました。
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