ソウル群集事故の死者が154人に増加、うち26人が外国人
10月 31, 2022 16:23 Asia/Tokyo
韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で今月29日夜に発生した、ハロウィーンイベントでの群集・転倒事故による死者が、31日月曜午前6時の時点で154人に達しました。
韓国ヨンハプ通信が、同国政府の中央災難安全対策本部の発表として報じたところによりますと、死者は154人で、このうち153人の身元が確認されました。
また、残る1人は現在も確認作業が進められています。
さらに、外国人の死者は26人で、国籍の内訳はイランが5人、中国が4人、ロシアが4人、米国が2人、日本が2人、フランスとオーストラリア、ノルウェー、オーストリア、ベトナム、タイ、カザフスタン、ウズベキスタン、スリランカがそれぞれ1人となっています。
このほか、今回の事故での重傷者は33人、軽傷者は116人が確認されています。
現在、韓国政府は事故のいきさつを調査中です。
今回の事故は29日夜、梨泰院の狭い路地に密集した大勢の人が折り重なるように倒れたことで起こったとみられ、人が過密な状態の中で起きる「群衆雪崩」と呼ばれる現象が起きた可能性があります。
同日の梨泰院の人出は10万人を超えていたとみられ、韓国メディアや専門家などからは、当日の警備の態勢が十分だったかどうかを疑問視する指摘も出ています。
タグ