韓国軍、「北朝鮮が日本海の緩衝区域に約100発砲撃」
11月 02, 2022 18:20 Asia/Tokyo
韓国ヨンハプ通信が2日水曜、韓国軍の話として、北朝鮮が同国江原道高城郡から日本海の緩衝区域に約100発の砲撃を行ったと報じました。
韓国軍合同参謀本部によりますと、北朝鮮は2日、海上の軍事境界線にあたるNLL北方限界線を越えて韓国側の公海上に落下した短距離弾道ミサイルを含め17発以上のミサイルを発射した、ということです。
また、南北軍事合意によりNLL付近に設定された海上の緩衝区域に向け約100発の砲撃を行った、とされています。
韓国軍合同参謀本部は北朝鮮の砲撃について、そこで緩衝区域が設定されている南北合意に違反していると指摘しました。
北朝鮮軍は2日、少なくとも17発の短距離弾道ミサイルと地対空ミサイルを発射したとされ、韓国軍はこれに対する対抗措置として短距離弾道ミサイル3発を発射しました。
北朝鮮外務省は先月31日夜、「朝鮮半島とその周辺情勢は軍事対立の段階に突入しており、これは米国と韓国の果てしない無謀な行動によるもので、事態は再び深刻な対立に陥っている」としています。
アメリカと韓国は同日、最大規模の合同軍事演習の1つを開始し、双方から数百機の戦闘機が参加しました。
一方、北朝鮮はこの合同軍事演習を非難し、「これは攻撃のショーであり、米韓の敵対的政策の証拠である」と表明しています。
北朝鮮は、「米国が北朝鮮の現体制打倒という敵対的政策を止めるまでは、自らの核・ミサイル計画を撤回しない」としています。
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