チップメーカー大手、生産拠点を中国国外へ移転へ
12月 20, 2022 17:40 Asia/Tokyo
台湾に本社を構える世界のチップメーカー大手フォックスコンが、中国に置いている生産拠点をアジア地域の別の国やブラジルに移転する計画を活発化させています。
米国際情報サイト・ブルームバーグによりますと、中国が受託生産にとって魅力的なフィールドではなくなった一方で、より安い人件費を提供する用意のある国が他にあるということです。
専門家らの見解では、フォックスコンは今後数年間で最大30%の生産拠点を中国からインド、ベトナム、ブラジル、その他の国へ移転する見込みです。
香港に本社を置く調査会社、カウンターポイント・リサーチの専門家によりますと、ブラジル指導部の支援によってフォックスコンは中国に置いている生産拠点をより迅速に移転することが可能だということです。
さらに、ブルームバーグは、すでにフォックスコンが今年、中国の生産拠点からの遅れを最小限にとどめ、インドで「iPhone 14」の生産を開始することができたと報じています。