ＷＨＯ、中国にコロナ情報の定期的提供あらためて要請

WHO世界保健機関が３０日金曜、中国当局に対し、国内の新型コロナウイルス感染状況に関するリアルタイムかつ具体的な情報を定期的に共有するよう再度要請しました。

ロイター通信によりますと、ＷＨＯはかねて、中国に入院、死亡、ワクチン接種に関するデータに加え、遺伝子配列データもさらに提供するよう求めています。

ＷＨＯはすでに中国側に、ウイルス配列の詳細なデータを来年１月３日に開催する技術諮問会議で発表するよう求めています。

これに対し、中国国家衛生健康委員会は３０日、衛生関係高官がＷＨＯとビデオ会議で新型コロナの感染状況や医療、ワクチンなどに関し意見交換したと明らかにしました。

加えて今後、さらに意見交換を行うとの見通しも示しています。

なお、中国の公式統計によりますと、現時点での同国本土におけるコロナ感染者数は累計で１９０万９９０５人、コロナ感染による死亡者数は合計５２４２人となっています。

中国での最近の急激なコロナ感染拡大を受け、アメリカや日本、イタリア、インド、フランスなどが中国からの入国者に対する水際対策を強化しています。

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