中国機と米偵察機が、南シナ海上空で接近
12月 31, 2022 20:47 Asia/Tokyo
中国の戦闘機J-11と米国偵察機ボーイングRC-135が先週、南シナ海上空でに6メートルまで接近していたことが明らかになりました。
29日付の米軍インド太平洋司令部プレスリリースによると、インシデントが発生したのは21日でした。同司令部は、中国戦闘機が米偵察機の機首すれすれ6メートルに迫る飛行を行い、中国機の「危険な操縦」により「(米機)RC-135は衝突を避けるため回避操縦を行わざるを得なかった」と主張しています。
また、米機は法的根拠に基づいて南シナ海上空の国際空域を飛行していたと強調しました。
J-11は中国人民解放軍空軍の第5世代戦闘機で、RC-135は旅客機ボーイング707をベースにした戦略的偵察機です。
2001年、乗組員24人を乗せた米海軍偵察機EP-3が中国空軍戦闘機に迎撃され中国南部に緊急着陸するという大規模なインシデントがありましたが、乗組員にケガはなく、米海軍はプレスリリースで米機は中国南部を迂回する通常飛行をしており、中国領空には侵入していない主張していました。
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