中国政府「差別的入国措置に対抗措置」　日韓から中国への渡航ビザ手続き停止受け

中国政府が日本から中国へ渡航するビザの発給手続きを停止しました。

日本の報道各社によりますと、中国は10日火曜、韓国に続き日本に対しても中国への渡航ビザ発給を停止する措置に相次いで踏み切りました。

これについて中国外務省の汪文斌報道官は、「私たちは少数の国家が中国に対して 差別的な入国制限措置をとることに 断固反対で対抗措置をとる」と語っています。

また、「政治的操縦を行ってはならない。国家間の正常な人の往来や交流・協力に影響しないようよう改めて呼びかける」と主張するとともに、日韓に対し水際対策の強化を見直すよう求めました。

最近、中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大したことを受け、日本はマカオを含む中国からの入国者･帰国者全員に対し、出発72時間前の陰性証明書の提出および、到着時のＰＣＲ検査を義務付けるなど、水際対策の強化に踏み切りました。

また韓国も、中国内の韓国公館を通じた中国人向け観光用の短期ビザ（査証）発給を停止し、中国発の航空便の増便も制限するとともに、中国からの渡航者に入国前後の新型コロナ検査を義務付けています。

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