「ミーナーブの蝶」;天界へ旅立った子どもたちの母親らにメキシコからの贈り物
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メキシコの女流現代美術家が、去る2月28日に米国の攻撃で殉教したイラン南部ホルモズガーン州ミーナーブ郡の学校の児童らの記憶を記念して「ミーナーブの蝶」という題名の作品を制作し、メキシコ駐在イラン大使に贈呈しました。
(last modified 2026-10-21T06:41:50+00:00 )
10月 21, 2026 15:36 Asia/Tokyo
  • 「ミーナーブの蝶」;天界へ旅立った子どもたちの母親らにメキシコからの贈り物
    「ミーナーブの蝶」;天界へ旅立った子どもたちの母親らにメキシコからの贈り物

メキシコの女流現代美術家が、去る2月28日に米国の攻撃で殉教したイラン南部ホルモズガーン州ミーナーブ郡の学校の児童らの記憶を記念して「ミーナーブの蝶」という題名の作品を制作し、メキシコ駐在イラン大使に贈呈しました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、メキシコの現代美術家、マリア・シエテカット(María Schietekat)氏は20日火曜、同国首都メキシコシティにあるイラン大使館において、殉教したミーナーブ郡の児童らの悲しみを表現しその遺族らへの同情を込めて紙や厚紙、リサイクル素材を用いて作品を制作し、これをアボルファズル・パサンディーデ・在メキシコ・イラン大使に贈呈しました。

このメキシコ人芸術家はミーナーブ郡の子どもたちについて語る際、涙を隠せず、「戦争は身体を破壊することもあるが、子どもたちの夢や幻想を壊すことはできない」と強調し、「自身のメッセージが悲嘆に打ち沈むミーナーブ郡の母親たちに届くよう願っている」と語っています。

今回贈呈された作品には、ミーナーブ郡の子供たちがイランの空に輝く太陽に向かって羽ばたく蝶として描かれています。また、作品の下部には学校と「Minab168」という名称が刻まれ、その名前や記憶がニュースで決して失われてはならない子どもたちのしるしとなっています。教科書や学用品は、子どもらしい夢や勉強、遊び、笑いに包まれていた日々を想起させるものです。

シエテカット氏は自身の作品について「それは決して起きてはならなかった出来事から生まれたものであり、始まるべきではなかった戦争の犠牲者となった子どもたちの物語である。不当なアメリカの戦争は、輝く夢の持ち主たちを殉教に追いやった」と述べました。そして、この作品が訴えかけたい内容を一文に要約し「戦争は身体や素材を破壊できるが、夢や物語は破壊されることを拒む」としました。

シエテカット氏は長年にわたり、サイバネティクス工学の分野に従事してきましたが、芸術家としてのキャリアの中で、自分の感情や関心事を表現する別の方法を見出だしました。彼女は紙や厚紙、リサイクル素材など、他の人が捨ててしまうような素材に新たな命を吹き込んでいます。

パサンディーデ・在メキシコ・イラン大使はこの作品を受け取った際、シエテカット氏の行動を称賛するとともに、他者の苦しみに決して無関心でいない人間の存在の価値を強調しました。そして「この絵画はイランにとって非常に価値あるものだ。それは、製作者が丹精込めて制作しており、そのメッセージを理解するのに翻訳は必要ないからである」とコメントしています。

パサンディーデ大使はさらに、ミーナーブ郡が今や世界全体の共通の痛みであることを指摘し、「世界において子どもや無辜の民の殺害が通常の現象になってはならない」と強調しました。

 

 


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