パキスタン北西部モスクでの自爆テロ、死亡者が90人に
1月 31, 2023 18:04 Asia/Tokyo
パキスタン北西部のモスクで自爆と見られる爆弾テロが発生し、これまでに90人が死亡しています。
パキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハー州の州都ペシャワールのモスクで30日月曜正午、礼拝中に自爆テロが発生し、これにより多数が死亡したほか、数十名が負傷しています。負傷者のうち、一部が重体となっています。
警察は、今回の事件の実行犯が集団礼拝の最前列で自爆した、としています。
これまでに、この爆発に対する犯行声明は出されていません。
これまでにイラン、レバノンのシーア派組織ヒズボッラー、アフガニスタンのタリバン暫定政権、イエメンの聖職者協会、グテーレス国連事務総長を含む各国や団体が、パキスタンのモスクでの爆発を非難しています。
昨年にはパキスタン全国で合わせて500件以上のテロ攻撃が報告されており、これらの事件の大部分に対して、パキスタンのタリバン運動(TTP)が犯行声明を出しています。
タリバン運動はしばらく前、パキスタン政府との交渉が失敗した後、停戦の終了を宣言しました。
パキスタンで過去数ヵ月間、もっとも多くの衝突やテロ攻撃が発生したのは、同国北西部ハイバル・パフトゥンハー州や南部バルチェスタン州でした。
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