韓国で、米国防長官訪問に合わせデモ実施
韓国の人々がアメリカのオースティン国防長官の訪問に合わせて、自国における米軍の方針に反対するデモを実施しました。
オースティン国防長官は30日月曜、韓国入りしました。同長官はこれに先立ち、今回の韓国訪問の主な理由として、米韓両政府の同盟関係強化および、北朝鮮の脅威に対する”抑止力”の増強を挙げていました。
対する北朝鮮は、各国間の緊張の主な原因には、地域での米軍駐留と、韓国や日本を含む同盟国との演習の実施にあるという見解を示しています。
北朝鮮はこれまでにも、米国が地域駐留を継続して北朝鮮政府の打倒を目指す限り、ミサイル実験を続け、軍事・核能力を向上させる、と繰り返し表明しています。
一方、韓国国民もオースティン国防長官の訪問を歓迎しているわけではありません。
IRIB通信によりますと、韓国の人々は同長官の滞在2日目となる31日火曜、抗議デモを実施しました。
自国内の米軍駐留に反対する人々は、オースティン長官の顔写真を手にしながら、「これ以上の抑止は止めろ」と書かれた横断幕とともに練り歩き、緊張を引き起こす米軍駐留に反対するスローガンを唱えました。
オースティン国防長官の訪問と時を同じくして、30日にはNATO北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長も韓国を訪れ、同国の当局者らと会談を行いました。このことから、北朝鮮のミサイル実験実施や近く核実験の可能性があるというニュースが、アメリカの地域同盟諸国の懸念を引き起こしていることが覗われます。
北朝鮮軍は昨年12月31日、 3発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射しています。同国はこの年、これまでの記録を超える37回のミサイル実験も行い、1回に複数のミサイルを発射した例も見られました。


