韓国海域に、米の原子力潜水艦が到着

米海軍の太平洋艦隊が、自軍の原子力潜水艦が事前の計画通りに韓国の海域に入ったと発表しました。

米太平洋艦隊の発表によりますと、高速攻撃能力を持つ6000トン級の原子力潜水艦「スプリングフィールド」は、韓国南部釜山港にある海軍基地に係留したということです。

この発表ではさらに、同艦が韓国水域において太平洋艦隊の指揮下にある第7艦隊の管轄内における日常の警戒・支援活動を行うとされました。

北朝鮮は、朝鮮半島周辺海域における米軍の原子力潜水艦駐留、また、アメリカとその地域同盟諸国との間の共同演習実施を、強く非難しています。

北朝鮮は先日、米韓が北朝鮮の核の脅威への対応を強化することを目的としてワシントンで合同模擬演習を実施したのに合わせて、4基の戦略巡航ミサイル実験を行ったことを発表しています。

また、北朝鮮外務省のアメリカ担当局長も24日金曜、「朝鮮半島とその周辺地域における軍事的緊張の高まりのスパイラルを止める唯一の方法は、米国が韓国に戦略装備を配備するという考えを放棄し、同盟国との共同演習を終了することだ」と述べました。

また、国連が北朝鮮に圧力をかけるための米国の道具となっていることを非難し、「国連安保理が北朝鮮の自衛権を疑問視するなら、重大な結果に直面するだろう」としました。

さらに、「国連安保理が本当に朝鮮半島の平和と安全に貢献したいのなら、北朝鮮に対する戦略装備の恒常的な配備や大規模な軍事演習を含む、米国と韓国のエスカレートする軍事行動を非難すべきである」と指摘しました。

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