習主席が今日から訪ロ、プーチン氏と会談へ
3月 20, 2023 16:51 Asia/Tokyo
中国の習近平国家主席が20日月曜、3日間の日程でロシアを国賓として訪れ、ウラジーミル・プーチン大統領と会談する予定です。
フランス通信が、ユーリー・ウシャコフ大統領府補佐官の話として報じたところによりますと、習氏とプーチン氏は同日に1対1で「非公式」の首脳会談と夕食会を予定しているほか、21日火曜にも協議を行うということです。
ロシア大統領府はまた、両首脳は「包括的パートナーシップおよび戦略的関係の強化に関する」協定と、2030年までの経済協力に関する共同宣言に署名するとしています。
西側諸国の間では、習氏がロシア、ウクライナ両国の和平交渉を後押しするか注目されています。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、習氏がウクライナのゼレンスキー大統領とも、紛争開始以降初の電話会談を予定している可能性があると報じました。
サウジアラビア、イラン両国の外交関係を修復させて国際社会を驚かせた中国は、仲介役としての存在感をアピールしようとしており、今回の訪ロは「平和のため」と主張しています。
一方で、専門家の間では、中国はロシアと友好関係にあり、ロシア大統領府への影響力もそれほど大きくないことから、習氏がウクライナ紛争で仲介役を買って出る公算は小さいとみられています。
習国家主席の今回のロシア訪問は、約4年ぶりのことです。
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