駐アフガン日本大使、タリバン政権との関係維持を主張

駐アフガン日本大使の岡田隆氏は、タリバン政権外相との会談で、「日本政府はタリバン政権と意見を異にしているが、関係は続けていくつもりだ」と述べました。

２０２１年８月１５日にタリバンがアフガニスタンの政権を掌握して以降、日本は他の西側諸国とは対照的にアフガニスタンへの資金援助は停止しませんでした。

タスニーム通信によりますと、岡田大使は１２日水曜、アフガニスタン首都カーブルでタリバン政権のムッタキ外相と会談し、「日本は、アフガニスタンとの協力拡大や友好関係を政治問題には絡めない」と述べました。

これに対しムッタキ外相も、アフガニスタンの現状を前向きに評価し、地域および世界各国に対しアフガニスタンについて現実を見るよう求めました。

ムッタキ外相は、「各国は、アフガンの前向きな進歩を直視し、協力・協調、関係拡大の素地にむけた雰囲気を醸成すべきだ」としました。

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