アフガン・タリバン政権、「すべての国と友好関係を築きたい」

アフガニスタン・タリバン政権のハナフィー暫定副首相は、首都カーブルで日本の岡田隆大使と会談し、同政権としてすべての国と相互尊重にもとづいた友好関係を築きたいと述べました。

タスニーム通信によりますと、ハナフィ―氏は１８日火曜、岡田大使との会談で、日本によるアフガニスタン政府・国民への支援に謝意を表明し、「タリバンはすべての国と友好関係を築き、相互理解・対話による問題解決を望んでいる」と述べました。

日本は、２０２１年８月のタリバン政権掌握後もアフガニスタンへの支援を停止しなかった数少ない国のひとつです。これに対し岡田大使は、タリバンが来月２日にカタールで開かれるアフガニスタン支援２０カ国会議までに、国際社会の要求を履行することを望むとしました。

岡田氏は今月１２日にも、タリバンのムッタキ暫定外相と会談し、日本はタリバン政権と意見を異にしているものの、関係は続けていくつもりだと述べていました。

またその際、「日本は、アフガニスタンとの協力拡大や友好関係を政治問題には絡めない」とも述べています。

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