インド東部で列車衝突　死者288人・負傷者1000人超

インドのオディシャ州で列車の衝突事故が発生し、現時点で288人の死亡と1000人以上の負傷が確認されています。

ロイター通信などが報じたところによりますと、列車の事故は同州東部バラソル（Balasore）の近くで発生しました。

鉄道会社の情報によれば、10両から12両の車両が貨物列車と衝突・脱線しましたが、脱線車両は反対側の線路に放り出され、そこへ別の列車が突っ込み、新たに3両から4両の車両が脱線したということです。

フランス通信などは今回の事故について、インド国内としては1999年に東部の西ベンガル州で少なくとも285人が死亡した列車衝突事故に次ぐ被害者が出ているとしており、世界的にも近年では最悪レベルの事故になると見られています。

インドの鉄道網は総延長6万キロ以上に及び、世界最大規模を誇りますが、資金不足から線路や車両の整備が行き届いていないことや速度超過などを原因とする事故がたびたび起きています。

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