韓米日が、北朝鮮ミサイル情報のリアルタイム共有で一致
(last modified Sat, 03 Jun 2023 10:47:44 GMT )
6月 03, 2023 19:47 Asia/Tokyo
  • 韓国と米国、日本の3カ国の国防相
    韓国と米国、日本の3カ国の国防相

韓国と米国、日本の3カ国の国防相は3日、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)出席のため訪問しているシンガポールで会談しました。

韓国のヨンハプ通信が伝えたところによりますと、同国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官はこの会談後、記者団に対し「北が発射したミサイルの警報情報を、韓米日の3カ国がリアルタイムで共有できるシステムを年内につくることで一致した」と語りました。

現在、韓米間、日米間で運用している情報共有システムを連動させるもので、年内に稼働できるよう実務協議をしていくということです。

李長官は、オースティン米国防長官、浜田靖一防衛相とアジア安全保障会議に合わせて会談を行い、さまざまな意見交換が行われて雰囲気よく進んだと述べました。

3カ国の国防相はこのほか、北朝鮮が5月31日に打ち上げた軍事偵察衛星についても協議したとみられます。

北朝鮮は、米国の挑発的行動が朝鮮半島地域の不安定化や軍拡競争、軍事化の原因になっていると考えており、これまでに繰り返し、自国の軍事計画が米国および韓国や日本といった米国の地域同盟諸国からの脅威への対抗を目的としていると表明してきました。

日米韓は、「北朝鮮による脅威への効果的な対抗」という主張に沿ってここ数カ月、関係を緊密化させています。

さらに米国はこの数週間、日本、フィリピン、韓国との共同演習も行っています。

 


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