6月 07, 2023 19:35 Asia/Tokyo
  • 中国軍の軍用機・艦船
    中国軍の軍用機・艦船

台湾国防部が、中国軍の軍用機や艦船が複数、台湾周辺を哨戒していると発表しました。

中国政府は、台湾を自国の不可分な領土の一部とみなしており、その分離独立に向けたあらゆる動きに対して強く反発しています。

中国側がこれまでに警告してきたように、アメリカによる地域への軍事駐留挑発的行動、また同国当局者の台湾訪問は、この地域の緊張を増大させる結果となっています。

昨年、当時のペロシ米下院議長と政府関係者らが、中国政府の反対にもかかわらず台湾を訪問したことは、地域の緊張を高め、情勢不安や軍事化の加速につながりました。

また、アメリカと中国の軍艦台湾海峡で幾度も接近しており、台湾・中国両軍はこの数か月、一触即発の状態になっています。

ファールス通信によりますと、台湾国防部は7日水曜、台湾軍が現地時間の6日午前6時から7日午前6時までの間に、周辺で中国の軍用機7機および艦船5隻を確認したと発表しました。

ただし、中国軍用機は台湾海峡に設けられた中間線を越えず、台湾防空圏には侵入しなかったということです。

台湾は今回の接近に対して、複数の軍用機艦船を近辺に派遣したほか、ミサイルシステムも作動させました。

台湾軍はまた、今月に入ってから周辺地域で中国の軍用機59機と艦船29隻が発見されていることも明らかにしています。

 


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