中国、「全世界でのスパイ行為を理由に米政府を訴追すべき」

中国外務省が、「米政府は全世界での情報ハッキングやスパイ行為を理由に訴追される必要がある」としました。

タスニーム通信によりますと、中国外務省の汪文斌報道官は12日月曜、「わが国の見解では、アメリカの政府や企業などの機密情報を収集して公開する内部告発サイト・ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジ氏がアメリカに関する情報の暴露という罪名で裁かれるのではなく、同国の複数名の政府高官らこそ全世界に対するスパイ行為や情報ハッキングで訴追されるべきだ」と述べました。

アサンジ氏は、米軍によるイラクやアフガニスタンでの戦争犯罪事例をウィキリークスに公開したため、スパイ活動を行ったとして訴追されており、裁判で有罪とされれば、175年の禁固刑に処せられる可能性があります。

現在、アサンジ氏は英ロンドン南部の刑務所に収監されており、およそ1年前からイギリス内務大臣は同氏の身柄のアメリカ本土への送還命令を承認しています。

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