北朝鮮、「米は最大の戦争犯罪者」

北朝鮮が、ウクライナにクラスター爆弾を供与するというアメリカの決定を非難しながら、「米国は最大の戦争犯罪者であり、戦争を長引かせている元凶だ」としました。

アメリカ国防総省のコリン・カール政策担当次官、は今月7日ウクライナへ新たに8億ドル相当の新たな支援を行い、最新鋭のクラスター爆弾も供与すると発表しました。

アメリカは、2003年のイラク侵攻時にクラスター爆弾を広範囲で使用したほか、2009年のイエメン戦争でもこれらの爆弾を使用し、民間人を死に至らしめています。

北朝鮮外務省は発表した声明で、アメリカによるウクライナへのクラスター爆弾供与決定を危険なものだとし、「米国のこの横暴な行動は、最大の戦争犯罪者であり平和を壊す同国の真の姿を、改めて世界に示して見せた」としました。

また、アメリカが「死を呼ぶ人類の敵」かつ大量破壊兵器を拡散させる元凶であり、同国の政策の一部は侵略と殺戮で占められていると指摘しました。

続けて、アメリカがウクライナへクラスター供与を決定したことにより「死をともなう結果」がもたらされ、新たな悲劇が引き起こされると警告しました。

さらに、「米国は意図的にウクライナ戦争を長引かせている」と強調しました。

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