韓国情報機関、「北朝鮮がICBMはじめ行動準備中、日米韓首脳会談などを前に」
8月 17, 2023 19:54 Asia/Tokyo
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ICBM
韓国情報機関の国家情報院(国情院)が、「米国で18日金曜に開催される日米韓首脳会談、または韓米が今月21日から月末まで韓国で実施する合同軍事演習に合わせ、北朝鮮がICBM大陸間弾道ミサイル発射などいくつかの行動に向け準備している」との見方を示しました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、これは17日木曜、国会情報委員会で与党「国民の力」幹事を務めるユ・サンボム議員が、国情院が同委員会に報告した内容として伝えたものです。
ユ氏の話では、国情院は「ICBM発射支援車両の活動が活発になっている様子が北朝鮮首都ピョンヤンなどで捉えられた」としながら「液体燃料工場から推進体が頻繁に搬出されるなど、ICBM発射準備の兆候が続けざまに識別されている」と報告しました。
また、固体燃料式ミサイルの生産施設でも車両の活動が際立って活発化しているとし、「戦術核を搭載できるミサイルの発射を含め、合同訓練が予想される」と述べました。
さらに、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が今年下半期の最優先課題として軍事偵察衛星の技術的な準備の完了を命じたと言及し、「順調にいけば、9月9日の北朝鮮建国75周年を盛り上げるために8月末か9月初めに軍事偵察衛星を打ち上げる可能性がある」との見解を示しています。
北朝鮮は、アメリカが敵対政策をやめない限り、国防計画の発展を後退させることはないとしています。
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