日米韓が、共同訓練の年内計画策定・来年からの実施で合意
(last modified Sun, 12 Nov 2023 11:48:38 GMT )
11月 12, 2023 20:48 Asia/Tokyo
  • テレビ会談を行う(左から)韓国の申源湜国防部長官、米国のオースティン国防長官、日本の木原稔防衛相
    テレビ会談を行う(左から)韓国の申源湜国防部長官、米国のオースティン国防長官、日本の木原稔防衛相

韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官が12日、韓国を訪問中の米国のオースティン国防長官とともに日本の木原稔防衛相とテレビ会談を行い、年内に複数年にわたる共同訓練計画を策定して、来年1月からより体系的かつ効率的に3カ国訓練を実施することで合意しました。

韓国のヨンハプ通信によりますと、3氏は北朝鮮のミサイル情報の即時共有に向けた準備が最終段階に入っているとして、12月にシステムを開始することで一致しました。3カ国は昨年11月に開かれた首脳会談で、北朝鮮ミサイル情報の即時共有で合意していました。

3氏はまた、北朝鮮の弾道ミサイル技術を利用した軍事偵察衛星の打ち上げやロシアとの武器取引を非難し、国際社会と協力しながら断固として対応していく方針を確認し、さらに中国とロシアを含む国際社会が国連安全保障理事会決議の履行を徹底するよう促して、「北朝鮮の完全な非核化の達成という共通の目標のため、緊密に協力していく」と表明しました。

申氏とオースティン氏は13日にも、ソウルでSCM定例安保協議を開き、核抑止のための協議体「NCG核協議グループ」の運営を具体化するなど拡大抑止の実行力強化などについて議論する予定です。

日本と韓国は、米国と行う軍事協力や共同演習実施について、中国や北朝鮮を中心とした地域諸国から繰り返し批判を受けています。中国と北朝鮮は、自国の兵器開発計画および軍事協力拡大はこのような演習実施が要因であると指摘しています。

 


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