11月 20, 2023 21:04 Asia/Tokyo
  • 巡航ミサイル「トマホーク」
    巡航ミサイル「トマホーク」

北朝鮮が、日本と韓国に新型兵器を売却するアメリカの計画を非難するとともに、これを「地域の緊張を高め、新たな軍拡競争をもたらす危険な行為だ」と主張しました。

ロイター通信が、北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信の報道として報じたところによりますと、米国防総省は今月17日、米国務省が日本への巡航ミサイル「トマホーク」400発を含めた23億5000万ドル相当分の兵器売却を承認したと発表しました。

また、米国は最近、超音速ミサイル「サイドワインダー」と迎撃ミサイル「SM6ブロック1」の韓国への売却計画を承認したことも発表しています。

北朝鮮国防省は20日月曜、「我が国は抑止力を構築し、地域の情勢不安に対応するための措置を強化している。この状況に対する責任は米国とその同盟国にある」と表明しました。

また「われわれは、米国が無条件の兵器売却で利益を得れば得るほど、安全保障上の危機の代償を払わなければならなくなると警告する」としています。

伝えられるところでは、アジアにおける米国とその同盟国からの軍事的脅威の増大を理由とし、北朝鮮は新たな衛星を宇宙に打ち上げる準備を進めており、衛星は敵対行為に対抗するためのより攻撃的で決定的な能力を持つとされています。

なお、北朝鮮は今月15日、中距離弾道ミサイル(IRBM)用の固体燃料エンジンの燃焼実験に成功したと発表しました。

 


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