11月 21, 2023 15:56 Asia/Tokyo

犬の肉を食べる文化が残る韓国で、犬肉の食用を法律で禁止する動きが進んでいます。

韓国のヨンハプ通信によりますと、同国与党「国民の力」の政策責任者を務める兪義東氏は今月17日、同国政府と与党が犬肉の食用を禁止する法案を年内に提出すると明らかにしました。

韓国では2021年にも、当時ののムン・ジェイン大統領が犬肉の食用の禁止を求めていました。

韓国では毎年、約100万頭の犬が食用のために殺されています。食用のために犬を殺すことは、若い世代にはあまり好まれていませんが、同国の古い世代の間では、今でもこの伝統を支持する人々が存在します。

ファールス通信によりますと、韓国では2027年から犬の屠殺と犬肉の食用販売が全面禁止される見通しだということです。

この法律はまた、犬の養殖場、屠殺場、業者、レストランに対し、韓国の地方当局への犬肉の段階的廃止計画の提出を義務付けるとしています。

韓国には、犬や猫の殺処分を防ぐための動物保護法がありますが、レストランでこれらの動物の肉を食べることは禁止されていません。韓国文化では、犬肉の消費は神話的なものとつながっており、犬肉が特に男性の滋養強壮や精力増強に効果を発揮すると信じられています。

韓国政府はこれまで、旧来の伝統を支持する人々の反発への恐れから、この法律を改正してきませんでした。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ