9月 22, 2024 16:56 Asia/Tokyo
  • ヒズボッラーがイスラエル軍基地にミサイル攻撃・大規模爆発
    ヒズボッラーがイスラエル軍基地にミサイル攻撃・大規模爆発

イスラエル占領地北部にあるラマト・ダヴィド空軍基地が、レバノン・ヒズボッラーによるミサイル攻撃を受けました。

【ParsToday西アジア】ヒズボッラーは22日未明、近年では最大規模となるミサイル攻撃をイスラエル北部に行いました。この記事では、今回の攻撃がイスラエルにもたらす影響について、5つの点からみていきます。

1.前例のない攻撃規模 一晩で100発のミサイル

今回の攻撃は、占領地北部に一晩で100発以上のミサイルが撃ち込まれるという、近年のヒズボッラーによる攻撃では最大規模のものとなりました。この攻撃で、ハイファ、ナーセレ(ナザレ)、ジャリール(ガリラヤ)といった主要都市でサイレンが鳴り響きました。

2.ラマト・ダヴィド空軍基地が標的に

今回の攻撃では、イスラエル軍の中でも重要な基地であるラマト・ダヴィド空軍基地が標的となりました。同基地には101、105、109各航空隊や無人機、ヘリコプターなどが配備されています。一部報道では、この基地にヒズボッラーのミサイル数発が命中し、大規模な爆発が起きたと伝えられています。

3.30万人以上のイスラエル市民がシェルターに避難

今回の攻撃後、イスラエル市民が大挙してシェルターに避難する映像が多数報じられています。これは、ヒズボッラーによる攻撃がシオニストらに恐怖や不安感を与えた証拠と言えます。

4.各地で停電や大規模火災

イスラエルのチャンネル14によると、22日未明のヒズボッラーによるミサイル攻撃で、占領地北部のアフラで大規模な停電が発生しました。また、ネタニヤ、ナーセレで大規模な火災が起きたとも伝えられています。

5.ヒズボッラー無人偵察機が示した能力

今回のヒズボッラーによる攻撃は単なるミサイル攻撃ではなく、ヒズボッラーが占領地に送り込んだ無人偵察機「フドフド」により得られた情報にもとづいて行われました。ヒズボッラーは2カ月前、フドフドを使ってラマト・ダヴィド空軍基地の情報を収集しており、それが今回の攻撃に使われました。これはヒズボッラーの情報取集能力や作戦立案能力が優れていることを示しており、このことにイスラエルは動揺しているのです。

以上のことから、今回のヒズボッラーによる攻撃は単なるミサイル攻撃ではなく、ヒズボッラーとしての様々な能力を見せつけた作戦と言え、イスラエルにとっては自らの安全保障に深刻な懸念をもたらすこととなりました。そして、ヒズボッラーは望めばいつでもイスラエルの中心部を攻撃できることをイスラエル政権に伝えたのです。

 


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