中国成都の米総領事館 星条旗を降ろす
7月 27, 2020 18:03 Asia/Tokyo
複数の中国メディアは27日月曜午前、中国成都の米国総領事館で米国旗が降ろされたと報じました。
報道機関はこの報道とともに、中国旗が米国旗に替わって掲揚されたと報じました。
この措置は、成都の米総領事館職員が領事館を引き払った後に取られました。
今月22日、米国は中国に対し、同テキサス州ヒューストンにある中国総領事館を72時間以内に閉鎖するよう要請しました。その後、中国政府もただちに米国に対し、成都にある米総領事館を閉鎖せよとする通達を発しました。
中国外務省はまた、閉鎖命令が出された後に米国軍が総領事館へ不法に侵入したことを強く非難し、これは国際的な慣習と法律に違反するものである、としました。
各メディアの報道によりますと、ヒューストンにある中国総領事館は閉鎖後間もなく、米軍に占拠されています。
ここ数週間、米国と中国の間の緊張は非常に高まっています。
米国政府は、中国との緊張が高まった結果、テキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じており、中国政府も報復措置として成都の米総領事館の閉鎖を命じました。
トランプ大統領は、2017年1月に就任して以来、中国に対して対立的なアプローチを取ってきており、追加関税、貿易戦争、IT大手ファーウェイ社を含む主要な中国企業への制裁、台湾との協力強化、南シナ海での大規模な米海軍の駐留、新型コロナウイルスをめぐる反中国発言等、一貫して圧力を強めています。
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