韓米交渉代表協議、米軍駐留経費問題に関して進展せず
8月 20, 2020 19:37 Asia/Tokyo
-
米国と韓国の国旗
韓国外務省関係者が20日木曜、2020年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を巡り、韓国の交渉代表が今月初めから米国の新たな交渉代表と電話や電子メールなどにより協議を進めていることを明らかにしました。
韓国・ヨンハプ通信が、ソウルから報じたところによりますと、この協議はまだ進展していないということです。
米韓は昨年9月から、駐留経費負担に関する特別協定(SMA)締結に向けた交渉を行っていますが、妥結前に米国の交渉代表が今月3日、ダーナ・ウェルトン元駐日公使(政務担当)に交代しました。
韓国の鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓米防衛費分担交渉代表は、先ごろ挨拶がてらウェルトン氏と連絡を取り合った、とされています。
韓国では、米代表の交代により交渉進展が加速できるとの予測も出ていましたが、双方は早期の問題解決の必要性では同意しているものの、従来の見解の差異の再確認のみで互いに譲歩する兆しはなさそうです。
ある外交筋は「韓米間の意思疎通は続いており、交渉の準備は常にできている」としていますが、米大統領選を間近に控えての妥結は困難と予想されています。
米韓は今年3月末、韓国の20年負担額を前年比で13%引き上げる案に暫定合意したものの、トランプ米大統領はさらなる増額を要求しこの案を拒否した模様です。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ