中国空軍が「米基地攻撃」の宣伝動画 ハリウッド映画の映像盗用か
9月 23, 2020 17:59 Asia/Tokyo
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中国空軍が「米基地攻撃」の宣伝動画を公開
中国人民解放軍空軍が、米ハリウッド映画のものと思われる映像を利用して、米空軍基地に似せた標的を攻撃する動画を公開しました。
CNNが香港から報じたところによりますと、この2分15秒の動画は中国版ツイッターの微博(ウェイボー)に19日土曜に掲載されたもので、人民解放軍空軍の爆撃機「H―6K(戦神)」が登場します。
ソーシャルメディアではこの動画について、「ハート・ロッカー」「ザ・ロック」「トランスフォーマー/リベンジ」といったハリウッド映画の映像が使われているとの指摘が相次ぎました。
動画の再生回数は数百万回に達していましたが、22日になって削除されています。
ソーシャルメディアには、中国人民解放軍空軍の宣伝動画は架空だっただけでなく、映像を無断で盗用したらしいと指摘するコメントが書き込まれました。
動画は砂漠の中の空軍基地で、夜明けと思われる光景をバックに大型爆撃機が映し出される場面で始まり、爆撃機が上空から地上の標的に向かってミサイルを発射します。
このミサイル攻撃の場面に出てくる画像をグーグルアースの画像と比較すると、目標はグアムにある米軍のアンダーセン空軍基地に酷似しているように見えます。
グアム島東端にあるアンダーセン空軍基地は、太平洋上の米軍の中心的な拠点で、米中の軍事衝突が勃発すれば、中国による攻撃の主要目標になることが想定されます。
同基地は、米国と北朝鮮の緊張が高まった2017年に、北朝鮮にも脅かされる状況にありました。
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