ナゴルノ・カラバフ紛争の交戦国が停戦違反で非難の応酬
10月 14, 2020 02:42 Asia/Tokyo
アルメニアとアゼルバイジャンが、係争地ナゴルノ・カラバフでの停戦違反を理由に、互いに相手を非難しました。
IRIB国際放送ラジオ・トルコ語によりますと、アゼルバイジャン国防省は13日火曜、報告の中で、アルメニア軍が停戦に違反し、いくつかの郡を攻撃した、としています。
また、この報告書では「今回の衝突でアルメニア軍の人的被害が出たほか、複数の装甲車と無人機3機、そして戦闘用車両数台が破壊された」としています、
こうした中、アルメニア国防省はアゼルバイジャン国防省の報告を否定し、「アゼルバイジャン軍は13日朝、ミサイルや砲弾によりナゴルノ・カラバフの一部地区を攻撃した」と表明しました。
アルメニアとアゼルバイジャンの今回の衝突の一方で、両国外相はロシアの仲介でモスクワにて、今月10日正午からのナゴルノ・カラバフでの停戦に合意していました。
アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの実効支配地ナゴルノ・カラバフをめぐる両国の対立は、1988年から始まり、1992年には軍事衝突に発展しました。
その結果、この地域および隣接する7郡はアルメニア軍の管理下に置かれています。
これまでに、イランを初め多くの国が、両国に衝突の停止と対話を求めています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ