学生革命記念日を控えたタイで、警察が民主派デモ参加者21人逮捕
(last modified Wed, 14 Oct 2020 13:19:04 GMT )
10月 14, 2020 22:19 Asia/Tokyo

タイ警察は13日火曜、首都バンコクの民主記念塔(Democracy Monument)前で行われた抗議デモで、警察の業務を妨害し、「混乱を招いた」として、活動家ら21人を逮捕しました。

AFP通信が14日報じたところによりますと、7月以降タイでは、若者を中心とした元陸軍司令官のプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相の辞任を求める抗議デモが頻繁に行われています。また、これまでタブーとされてきた王室の改革を求める声も上がっています。

13日の抗議デモでは数十人の参加者が、警察官の目の前でスローガンを唱えたり、踊ったりしました。

警察はAFPの取材に対し、「午後過ぎにマハ・ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王の車列を通すために出動したが、デモ参加者らが非協力的だった」と述べました。

逮捕された活動家らが車両に押し込まれる際、デモ参加者が投げつけた青いペンキが警官の制服にかかる一幕もありました。

国王はこの日、王宮で行われるプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王の死後4年を記念する式典で、プラユット首相を迎える予定でした。

なお、14日は、学生らが決起し軍事独裁政権を終わらせた学生革命の47回目の記念日に当たることから、民主記念塔前には多くの人が集結するとみられており、バンコク首都圏警察は1万4000人を配置すると発表しています。

 

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