キルギス大統領が、国民の反対を受け辞任を表明

10月 15, 2020 19:33 Asia/Tokyo

キルギスのソーロンバイ・ジェーンベコフ大統領が15日木曜、辞任を表明しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、今回の辞任表明はキルギス大統領報道部が明らかにしたものです。

キルギス大統領の辞任をめぐる交渉は14日水曜、反体制派のサドウィル・ジャパロフ代表の首相任命後に開始されていました。

ジャパロフ新首相は、ジェーンベコフ大統領の辞任は「国民の要求」であり、これを実現させると約束していました。

キルギスでは今月5日、前日4日に行われた議会選挙の結果を認めないとする市民の大規模な抗議行動が発生しました。

この抗議行動では、デモ隊と治安部隊の衝突後、選挙で落選した野党の支持者らが、大統領府も入っている議事堂を占拠し、これにより負傷者1200人以上、死者1人が出る大惨事に発展して、ボロノフ首相が辞任に追い込まれています。

最近の抗議集会で、議会選の結果に不服を示す政党らが選挙は不当と訴えたことを受け、ジェーンベコフ大統領の辞任要求の声が再燃した形となりました。

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