ナゴルノ・カラバフで、アルメニア兵633人が死亡
10月 17, 2020 04:20 Asia/Tokyo
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アゼルバイジャンとアルメニアの衝突
アルメニア政府当局が、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノ・カラバフにおいて死亡したアルメニア兵の数を、633人と発表しました。
ロイター通信によりますと、アルメニア軍は16日金曜、声明を発表し、「アゼルバイジャン軍との衝突で、新たにアルメニア兵29人が死亡したことにより、今回の衝突開始から現在までに死亡したアルメニア兵の数は633人に達した」と表明しました。
ナゴルノ・カラバフ紛争で最も多くの死亡者を出したのは、1990年台のおよそ3万人とされています。
こうした中、アルメニア軍はアゼルバイジャン軍のヘリコプター1機を、ミサイルにより破壊したと主張しました。
一方、アゼルバイジャン国防省も、同国の飛び地であるナヒチェバン自治共和国が16日朝に、アルメニア軍によるロケット弾攻撃を受けたことを明らかにしました。
ラブロフ・ロシア外相とチャブシオール・トルコ外相は同日、ロシア・モスクワにて今月10日にアルメニアとアゼルバイジャンが合意した停戦内容の正確な実施の必要性を強調しています。
アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの実効支配地、ナゴルノ・カラバフをめぐる両国の衝突は、先月27日から始まり、これまでに双方から民間人を含む多数の死傷者が出ています。
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