中国が、台湾と香港をめぐり英国、オーストラリア、米国に警告
11月 14, 2020 21:26 Asia/Tokyo
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汪文斌(Wang Wen Bin)報道官
中国外務省報道官は、英国、オーストラリア、米国に対し、台湾及び香港に関わる中国内政に干渉しているとして警告しました。
イルナー通信によりますと、汪文斌(Wang Wen Bin)報道官は14日土曜、香港国家安全維持法の可決に基づいた国会常任委員会の決定を理由とする、西洋諸国数か国の中国に対する非難に応える声明の中で、英国とオーストラリアを含むこれら諸国に対し、中国の内政に干渉しないよう求めました。
そして、中国政府はこれら諸国へ必要な断固とした対応を取っていくことを強調すると同時に、「香港が中国に返還されて以降、「中英共同声明」で規定されたすべての英国の規則の実施は終了している」と述べました。
さらに、「英国には香港問題を監督する権利がなく、香港問題及び中国内政に関して共同声明によって干渉する権利もない」と強調しました。
汪報道官は、「オーストラリア自体も難民、移民、先住民の権利などといった深刻な問題を抱えており、自国の内政に対処したほうがよい」と述べました。
そして「台湾は中国の一部ではない」と語るポンペオ米国務長官の発言に応え、「台湾は中国の不可欠な一部分であり、それに干渉する権利を持っている国などない」と述べました。
さらに、「ポンペオ長官の狙いは虚偽の発言により、世論を誤解させ、台湾の平和と安定に打撃を与えることである」としました。
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