アフガン中部で、爆弾テロにより数十名が死傷
11月 29, 2020 19:44 Asia/Tokyo
アフガニスタン中部ガズニー州で、爆弾が仕掛けられた車両1台が爆発し、これにより数十名の死傷者が出ました。
IRIB通信が、アフガニスタン・カーブルから報じたところによりますと、29日日曜朝、アフガン中部ガズニー市内のある軍事拠点で、爆弾が仕掛けられた車両1台が爆発し、その時点で少なくとも21人が即死、ほか数十名が負傷したということです。
現在、このテロ攻撃事件での負傷者の一部が重態となっていることから、今後死亡者数がさらに増加する可能性があります。
なお、現在までのところ今回の事件に対する犯行声明は出されていません。
アフガン現政権と同国の反体制組織タリバンによる、カタール・ドーハでの和平交渉は開始後暗礁に乗り上げており、大学などの教育施設をはじめとしたアフガニスタン各地では連続爆弾テロ事件やロケット弾による攻撃が相次いでおり、数百名の死傷者が出ています。
地域の政治評論家の一部は、アフガンでの政情不安を、20年間に及ぶ米軍のアフガン駐留の失敗がもたらした負の遺産だと見なしています。
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