アフガン全土の600平方キロ超に地雷・不発弾 20年にわたる米占領の負の遺産
(last modified Thu, 04 Jan 2024 08:49:46 GMT )
1月 04, 2024 17:49 Asia/Tokyo
  • アフガン全土の600平方キロ超に地雷・不発弾 20年にわたる米占領の負の遺産
    アフガン全土の600平方キロ超に地雷・不発弾 20年にわたる米占領の負の遺産

アフガニスタンでは、米軍による戦争と占領の結果、様々な種類の地雷や不発弾が、未だに国土の広い範囲に残されています。

アフガニスタンでは、20年間にわたりアメリカが行ってきた戦争と占領のために地雷や不発弾が大量に残っており、子どもたちを中心にその被害者が増え続けています。

米軍は2021年8月末、不名誉な敗北というかたちでアフガニスタンから撤退しました。

IRIB通信によりますと、在アフガニスタン国連代表部は3日水曜、UNMAS・国連地雷対策サービス部が「アフガニスタン地雷活動プログラム(MAPA)」として1989年に同国で活動を開始して以降、アフガニスタンで約1400万個の地雷や不発弾が発見・除去されてきたと発表しました。

UNMASは活動期間中にアフガニスタンで地雷・不発弾があるとされた地域の70%であらゆる爆発物の除去を行ったとしていますが、残る30%は依然としてそのままになっています。

これに関しては、OCHA・国連人道援助調整事務所も先日、世界で最も地雷や不発弾がある国の一つとしてアフガニスタンを挙げ、同国で地雷などの爆発により毎月60人が死傷しているとしました。

OCHAのアフガニスタンに関する報告書によれば、2022年に同国で地雷や不発弾の爆発により死亡した子どもは700人以上に上っています。

アフガニスタン政府は、自国領土のうち約606平方キロメートルに地雷や不発弾が残されていると発表しています。

 


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