北朝鮮が、５年ぶりに書記局復活

北朝鮮が５年ぶりに朝鮮労働党の規約を改正し、国防力の強化を明示しました。

朝鮮中央通信が１０日日曜に報じたところでは、朝鮮労働党は９日土曜、党大会の５日目の会議を開き、党規約改正に関する決定書を採択しました。採択された党規約の序文には「共和国の武力を政治思想的、軍事技術的に強化する」と明記され、「強力な国防力で根源的な軍事的脅威を制圧し、朝鮮半島の安定と平和的環境を守る」との内容が加えられています。

また、５年ぶりに党の政務局が廃止となり、書記局が復活し、党大会を５年ごとに開催することも決定されました。

北朝鮮は今月５日から最大の政治イベントとされる党大会を開催しており、金正恩朝鮮労働党委員長は５～７日の党大会の報告では、「最大の主敵である米国を制圧・屈服させることに焦点を合わせ、対外政治活動を行うべき」と強調しました。これは今月２０日に就任するバイデン次期大統領を狙ったメッセージとみられています。

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