韓国・サムスンのトップに実刑判決 前大統領への贈賄罪差し戻し審で
(last modified Mon, 18 Jan 2021 07:29:02 GMT )
1月 18, 2021 16:29 Asia/Tokyo

韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告(52)の差し戻し控訴審で、ソウル高裁は18日、懲役2年6カ月(求刑懲役9年)の実刑判決を言い渡しました。

韓国のヨンハプ通信によりますと、同被告は朴氏と長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)氏(それぞれ懲役20年、同18年が確定済み)に対し、グループ経営権の継承などで支援を受ける見返りとして賄賂を渡した罪などで、2017年2月に起訴されました。事件を担当した特別検察官は、李被告が計約298億ウォン(約28億円)に上る賄賂を渡したほか、213億ウォンの提供を約束したと見ています。

一審では、李被告の罪の一部を有罪と認め、懲役5年が言い渡されました。二審は一部の罪を無罪とし、懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡し、李被告は釈放されました。しかし大法院(最高裁)は昨年8月、二審で無罪とされたものの86億ウォンが賄賂額などに当たると判断して、一部を有罪とし、審理をソウル高裁に差し戻していました。

 

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