北朝鮮が、米韓ミサイル指針の撤廃を非難
(last modified Mon, 31 May 2021 10:22:23 GMT )
May 31, 2021 19:22 Asia/Tokyo

北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国が、今月行われた米韓首脳会談で韓国のミサイル開発制限の指針の撤廃で両者が合意したことについて非難しました。

北朝鮮の朝鮮中央通信が31日月曜に発表した記事では、「これは北朝鮮に対する執拗な敵対視政策であり、恥ずべき二枚舌を明確に示すものだ。また、韓国政府のこうした動きについて、朝鮮半島の情勢を激化させている張本人が誰なのかを示している」と指摘されています。

今月21日にホワイトハウスで行われた米韓首脳会談で、ジョー・バイデン米大統領と韓国のムンジェイン大統領は、韓国のミサイルの射程や弾頭の重量などを制限してきた指針を撤廃することで合意しました。

米韓は2012年、韓国軍の弾道ミサイルについて射程制限を300kmから800kmに延ばすことで合意したほか、射程800km未満のミサイルに搭載できる弾頭の増量を規定しています。

なお、2012年までは米韓ミサイル指針により、韓国のミサイルの射程は300kmを超えることはできず、弾頭の重さも最大500kgまでに制限されていました。

 

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