9月 05, 2021 20:05 Asia/Tokyo
  • アストラゼネカ製ワクチン
    アストラゼネカ製ワクチン

タイ保健省は、新型コロナウイルスの感染予防ワクチンとして、中国シノファーム製を1回目に、英アストラゼネカ製を2回目に打つ組み合わせが、免疫形成の成功確率を高めると発表しました。

ロイター通信によりますと、タイ保健省高官は、「この組み合わせによる接種はすでに150万人以上に対して行われ、しかも危険がなかった」と述べました。

また、同国のキアッティプーム保健次官、この2つの組み合わせがタイで行われているワクチン接種の大部分を占めると語りました。

アヌティン・チャーンウィーラクーン保健大臣は、すでに2回とも中国シノバック製ワクチンを接種した300万人に対して、異なるワクチンによる3回目の接種を今月中にも始めると表明しました。

不活化ワクチンであるシノバック製は、感染力の強いデルタ株に対しては効果が低減するという報告が複数あり、各国の人々の間で不安の種となっています。

今週初めにタイ国民議会で行われたコロナに関する議論で、アヌティン・チャーンウィーラクーン保健大臣は議員らに対し、シノバック製ワクチンを批判することで国民の信頼およびタイと中国の関係が損なわれることがないよう求めました。

タイの人口6600万人のうち、2回ワクチンを接種した人はわずか13パーセントにとどまっています。

 

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