世界の飢餓人口の半分はアジア市民
10月 18, 2021 18:36 Asia/Tokyo
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飢餓
アジアでは多くの人が栄養不良に陥っており、世界全体の飢餓人口の半分以上にあたる4億1800万人がアジアの市民です。
シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによりますと、FAO・国連食糧農業機関の今年の報告書では、これらの飢餓人口の大半は南アジアに住んでおり、その数は3億570万人に上ります。
この報告によれば、東南アジアが4880万人、西アジアが4230万人とつづいています。新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前の2019年には、アジア全体で3億6130万人が栄養不足に直面していました。
WFP・世界食糧計画の報道官は、食糧難の定義として、各世帯が食事回数の削減や、安価な食事、子どもへの優先的な食事提供、食糧確保のための資産売却など困難な決断をしなければならない状態としています。
今回のFAOの報告でも、新型コロナウイルスの感染拡大による経済問題により、世界レベルで8300万人から1億3200万人が昨年飢えに直面したとされています。現時点で、世界で毎日7億2000万人から8億1100万人が飢えに苦しんでいます。
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