アジアの株式市場の多くで、オミクロン株感染拡大懸念から値下がり
11月 30, 2021 22:05 Asia/Tokyo
アジアの株式市場の多くで、新たな変異ウイルスの感染拡大への懸念から売り注文が広がり、株価が値下がりしました。
NHKによりますと、30日火曜のアジアの多くの株式市場では、新たなコロナ変異株・オミクロン株の感染拡大への懸念から売り注文が広がり、株価が軒並み値下がりしています。
同日の日経平均株価(225種)の終値は前日比462円16銭安の2万7821円76銭となり、終値で2万8000円を割り込むのは去る10月7日以来となっています。
各地の代表的な株価指数の終値は、29日月曜と比べてシンガポールがおよそ2.5%の下落となったほか、韓国がおよそ2.4%、香港がおよそ1.5%、それぞれ値下がりしました。
これは、新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染がヨーロッパや北米、アジアなど各地で確認され、感染拡大への懸念が出ているためと見られます。
この現象について市場関係者は「オミクロン株へのワクチンの有効性に関する一部の報道で、売り注文が広がった市場があった。感染力や重症化リスクなどの情報に市場は敏感になっている」とコメントしました。
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