ヨルダンのカルフールが閉店:イスラエルに妥協する政権への警鐘
11月 07, 2024 20:22 Asia/Tokyo
在英アラブメディア「ライ・アルヨウム」のアブドゥルバリ・アトワン編集長が、イスラエルを支持する大手スーパー・カルフールのヨルダン国内の全店舗が閉鎖されたことについて、「イスラエルに妥協する他国政府への警告である」と記しました。
【ParsToday西アジア】アトワン氏は、店舗閉鎖の背景として、ヨルダン市民がイスラエルと協力するカルフールをボイコットしていることを挙げ、「占領地に対するイスラム抵抗勢力の攻撃に加えて、ガザやヨルダン川西岸、レバノン、イエメン、イラクといった戦線の外からも、別の喜ばしいニュースが報告されている」としました。
また、「一部アラブ諸国が恥じることもなく、敵であるはずのイスラエルと協力するという危険な橋を渡っている一方で、我々がヨルダンにあるカルフール店舗閉鎖の発表を喜ぶのは当然だ。なぜなら、これはイスラエル支持派の企業やブランドに対抗している民衆のボイコット運動にとって大きな成功だからだ」と記しました。
さらに、「このことは精神的価値の高いものである。それは、アラブ諸国とイスラエルの同調や、イスラエルの虐殺行為に一部アラブ諸国が沈黙していることに対する反発という、民衆の抵抗を如実に物語っているからである」「これは、銃剣と武器で国民を支配しようとする政権に対する警告に他ならない」としました。
そして、「イスラエルを支持する企業へのボイコット運動は、地域や世界で始まった変化の糸口であるとともに、大いなる勝利への道を切り開くものだ」との期待をあらわにしました。