中国女子テニス選手、性的暴行被害について「 言ったり書いたりしていない」
(last modified Mon, 20 Dec 2021 07:22:45 GMT )
12月 20, 2021 16:22 Asia/Tokyo

中国の前の副首相から性的関係を迫られたことをSNS上で告白したとされる女子テニス選手が、シンガポールのメディアの取材に応じ「誰かから性的暴行を受けたと言ったり、書いたりしたことはない」としたうえで、みずからは自由だと強調しました。

NHKが20日月曜、報じたところによりますと、中国の女子プロテニスの彭帥選手が今回の問題を受けて、海外メディアの取材に応じたのは初めてとみられます。

同選手をめぐっては、同国共産党最高指導部のメンバーだった張高麗前副首相から性的関係を迫られたことなどを告白したとされる文書が先月、SNS上に公開され、その後、連絡がとれなくなったとして、国際社会から安否を懸念する声が上がっていました。

こうした中、シンガポールの有力紙「聯合早報」は、上海で開かれたスポーツの大会の会場を訪れていた彭選手が19日日曜、取材に応じたとして、その様子を撮影した動画を公開しました。

それによりますと、彭選手は「私は誰かから性的暴行を受けたと言ったり、書いたりしたことはない。この点ははっきり強調しておきたい」と述べています。

また彭選手は、現在は北京の自宅で暮らしており、「ずっと自由だ」と強調したほか、先月、WTA=女子テニス協会のCEOに宛ててみずからの無事を知らせたメールについては、自分の意思で送ったとしています。

 

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