マレーシアで、洪水により50人が死亡
1月 03, 2022 19:44 Asia/Tokyo
マレーシアで、洪水と土砂災害により50人が死亡したほか、2名が行方不明となっています。
イルナー通信によりますと、マレーシアの7つの州において住民らが洪水のため自宅、さらには仮設避難所からも退去を余儀なくされています。
マレーシア気象局は、4日火曜にかけてさらに大雨が予想されるとし、改めて洪水の発生に備えるよう注意を呼びかけています。
また、特に西部沿岸地域の住民に対し、今後4日以内は万が一の事態に備えるよう注意喚起しました。
マレーシアでは特にクランタン州、トレンガヌ州、パハン州、ジョホール州、マラッカ州、ヌグリ・スンビラン州、サバ州の8,727人の市民の生活が洪水の影響を受け、全国にある128の仮設避難所に移されました。
複数の統計によりますと、マレーシア政府は、インフラの損傷の修復に10億・マレーシアルピー(3億2400万ドル)を費やすと推定されています。
マレーシア労働省の事務局長であるダトゥク・ファン・オジル・スレイマン氏は記者団に対し、「道路や橋などの損傷したインフラは、できるだけ早く再建して修理しなければならない」とし、「我々は洪水の第二波を懸念している」と述べました。
マレーシア国家危機管理委員会によりますと、過去2週間にモンスーンの雨により12万5,490人がマレーシア全土で避難を余儀なくされましたが、このうち11万7,700人は帰宅しています。
これまでに、1万5,581人の救援隊員がこの期間中に人々を助けるために被災地に派遣されました。
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