3月 24, 2022 16:37 Asia/Tokyo

インドが実効支配するカシミール地方には、アジア最大のチューリップ畑があり、春の訪れとともに自然愛好家たちが訪れています。

カシミール地方の領有権をめぐっては、インドとパキスタンが激しく対立していますが、この地方の自然の美しさは非常に有名で、インド亜大陸を流れる多くの重要河川がカシミール地方を水源としています。

国際通信イランプレスによりますと、「カシミールの春」と題されたチューリップ・フェスティバルの開幕初日には、3万人以上が訪れました。

ここには48種・150万本以上のチューリップが植えられています。

また、イラン文化圏の新年・ノウルーズや春の訪れを祝う儀式なども開催されました。

IRIB通信によりますと、カシミール地方のシーア派イスラム教徒は、祈りを唱えたり、親族のもとを訪れたり、あるいは特別な料理を作ったり、振る舞ったりしています。

この時期には、多くの家族連れが街のはずれにある花畑や自然を訪れ、美しい景色を楽しみます。

 

カシミール地方は、穏やかな気候区分にあることで美しい自然に恵まれ、毎年多くの観光客が訪れます。

その一方でインドは長年この地方に軍を配備して実効支配しており、30年間で数万人を殺害しています。カシミールの人々は、同地方の帰属先を決める住民投票の開催に関する国連安保理決議の実施を求めていますが、インド政府は常にこれに反対しています。

 


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