中国・新彊ウイグル自治区のノウルーズと春の祭り
3月 30, 2022 20:37 Asia/Tokyo
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中国・新彊ウイグル自治区のノウルーズと春の祭り
中国の新彊ウイグル自治区ではイスラム教徒の住民が毎年、伝統儀式によってノウルーズを祝っています。
春の到来を祝うノウルーズの特別な儀式は、イラン国外のインド亜大陸、中央アジア、中国西部といった幅広い地域でも、毎年欠かさず実施されています。
中国北西部から西部にかけて広がる新彊ウイグル自治区は、同国の国土の約5分の1を占める大きさを持ち、そこにはウイグル族をはじめとして、カザフ、漢、モンゴル、回(フェイ)、キルギス、満(マン)、シベ、タジク、ダウール、ウズベク、タタール、ロシアなど、多数の民族の人々が暮らしています。
同自治区のイスラム教徒居住地域におけるノウルーズの儀式は、ウイグル族だけでなくカザフ、キルギス、ウズベクの人々も行っています。
ノウルーズ当日に人々は通常、早く起き出して、最も良い服を身に着けます。
そして、トウモロコシ、ニンジン、干しブドウ、米、羊肉などから作る、ハラチと呼ばれるノウルーズの伝統的な煮込み料理を、一般的には昼食として取り、食後に親戚への挨拶回りをします。
この地域のノウルーズには、春を祝うというだけでなく、農地での耕作開始を祝福する意味も含まれています。この日は、春の耕作に向け準備する日であり、さらに環境の緑化や美化・整備、そして芸術やスポーツの祭典の日ともされているのです。
歌唱団や舞踏団の実演、農家に伝わる文化的儀式、国技となっているレスリングのような伝統スポーツ活動の開始は、この地域の人々がノウルーズに行う伝統の一部に挙げられます。
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