中国貴州省ミャオ族の踊り「古瓢舞」が、山奥の学校で継承
(last modified Tue, 19 Apr 2022 09:19:24 GMT )
4月 19, 2022 18:19 Asia/Tokyo

中国貴州省の地元民・ミャオ族の伝統舞踊「古瓢舞」が、山奥の学校で継承されています。

中国新華社通信が19日火曜、報じたところによりますと、中国の国家級無形文化遺産に登録されている「古瓢舞」は、ミャオ族の古い漁猟生活から伝わる舞踊形式で、「古瓢琴」を伴奏に踊る舞踊です。

「古瓢琴」は貴州省の古い弦楽器の一種で、形はヒョウタンひしゃくに似ており、1本のさおに弦2本が張られており、単純な構造ながら、弾くと低くゆったりとした響き、もの悲しい音色が出ます。

地元ミャオ族の人々は正月や節句、農作の合間に「古瓢琴」を弾き「古瓢舞」を踊るのが慣わしとなっています。

貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州丹寨県はここ数年、無形文化遺産を積極的に学校活動に取り入れており、「古瓢舞」の上演や「古瓢琴」の演奏方法を教えることで、児童らに無形文化遺産の魅力を身近に感じてもらい、民族伝統文化への理解向上につなげています。

また「古瓢舞」の振り付けに手を加え、授業の間に行う体操として各郷鎮の学校に採用してもらうことで、無形文化遺産の保護と伝承を促しています。

 


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