中国が、アジア太平洋地域における軍事対立扇動の拒否求める
(last modified Mon, 23 May 2022 10:55:05 GMT )
May 23, 2022 19:55 Asia/Tokyo
  • 中国の王毅外相
    中国の王毅外相

中国が、アジア太平洋地域における軍事ブロック間に対立を生み出すような工作を明確に拒否するよう求めました。

アメリカのバイデン大統領と日本の岸田首相

 

アメリカのバイデン大統領は、23日月曜に日本の岸田首相とともに東京で行った共同記者会見で、台湾への軍事装備が行われた場合には、我が国も軍事的に介入する用意があると語りました。

米CNNによりますと、 バイデン大統領はこれに関して「それが我々の誓約(コミットメント)だ」と述べたということです。

同大統領はまた、「我々は『一つの中国』政策に同意している」としたうえで、武力によって台湾を奪えるという考えは適切ではないと述べました。

その一方で、IPEFインド太平洋経済枠組みを立ち上げると明らかにしました。

中国の王毅外相は23日月曜、同国広州で開催された第87回UNESCAP国連アジア太平洋経済社会委員会年次会合の開会式で、平和と安定、および国連憲章の原則および目的の遵守を求め、アジア・太平洋で軍事ブロック間に対立を起こそうとするあらゆる試みを、はっきりと拒否しました。

そのうえで、経済発展のための協調努力、アジア太平洋での自由貿易地域設置の促進、そして開かれたアジア太平洋経済および世界経済の創出を、その他の自国の要求として挙げました。

そして、「我が国は、引き続きアジア太平洋に焦点を当てていくつもりだ。この地域に利益をもたらし、その平和を断固として保護し、拡大・発展させ、地域で協力していくだろう」と説明しました。

 


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