11月 18, 2023 19:58 Asia/Tokyo
  • 日本赤十字社の看護師・川瀬佐知子さん
    日本赤十字社の看護師・川瀬佐知子さん

パレスチナ・ガザ地区で医療活動に従事していた日本赤十字社の看護師・川瀬佐知子さんが記者会見し、ガザの現状と支援の必要性を訴えました。

川瀬さんは今年7月からガザ北部にあるグッズ病院の支援活動に従事し、イスラエルによるガザ地区への攻撃が始まった先月7日以降は、エジプトとの境界にある南部ラファに移動し、避難民の支援にあたりました。

NHKによりますと、川瀬さんは17日に日本記者クラブで行った記者会見で、今月1日にエジプトに出国したことに触れ、クッズ病院の現地スタッフに出国がきまったことを伝えると、「安全な場所に行けるのならとてもうれしい」と喜ばれたと同時に、「命の重さはみんな同じはずなのに、この世界はフェアではない。(パレスチナ人の)自分たちには人権はない。私たちは本当にみじめだ。きっとこの言葉さえも世の中には伝わらない」と涙ながらに訴えていたと明かしました。

川瀬さんはその上で、「この記者会見の間にも負傷者や死者の数は増え続けている。一人一人がこの歴史的な悲劇の傍観者であってはならない。一人一人の声が集まれば国際社会を動かすことにつながる」と訴えました。

 


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